2007年10月 8日 (月)

気が付けば2ヶ月-手紙

手紙 (文春文庫) Book 手紙 (文春文庫)

著者:東野 圭吾
販売元:文藝春秋
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 気が付いてみれば、前回書き込んだ記事から約2が月間、書き込みをサボっていた。

先週の金曜に、仕事で博多に行って来た。

早朝、ANAで乗り込み、帰りは時間が何時になるか分からなかったので、ビジネスリピートのオープンで予約していた。

しかし当日、仕事が終わってさあ帰ろう、と言う段になって福岡空港に行ったが、乗れる便が無い。

空席待ちで何便か待ったが、僕の持っていた番号は126番。

そして、一度に乗れる人数が数人。

こりゃダメだと思い、博多駅まで戻って新幹線「のぞみ」で帰って来た。

他社便の空きを紹介してくれるとか、を翌日に最優先で乗れるとか、一日待っても乗れなかった人には何か救済措置があるのだろうか。

それともそんな事は全く無いのだろうか、などと空港を後にしながら、ふと疑問に思った。

さて、博多から新横浜の区間は博多空港から羽田空港までと値段的にはさほど変わらないものの、時間が吃驚、新横浜まで5時間かかった。

それでもゆったりとした時間が取れるのは、社内で弁当やビールを買い込み、ちょっとした小旅行感覚と言った所か。

途中の車窓には、初めて見る駅景色などが流れ、新鮮さもり、乗り心地は、飛行機のエコノミーよりはよっぽど良かった。

それでも有り余る時間が有る事には変わりは無い。

そこで久々に小説を買って見た。

選んだタイトルは、東野圭吾の「手紙」(文春社文庫)である。

そう、最近何かと騒動を引き起こしている沢尻エリカが映画出演していたあれである。

選んだ理由は特に思い付かないが、選ぶ時間が限られて居た事、タイトルに覚えがあった事、キオスクに入った目の前の平積みにあった事などが主な理由である。

結論を言うと、評判ほど良くは無かった。

構成が起承転結に意識的に分けられていて、展開が安易に予想出来る点や、肝心な所が書かれておらず、読者の想像に任せられている点などがその主な理由である。

取り扱ったテーマに一般的な結論が無く、作者が描きづらかった事があったのかも知れない。

それでも途中で飽きる事無く、新横浜までの間に読むことが出来たのは、作者の手腕であろうか。

これからも何回か博多に行きそうな気配なので、度々本を買う事になりそうである。

http://muryop.com/br/?q=%E4%BA%80%E7%94%B0%E5%A4%A7%E6%AF%85

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2006年6月17日 (土)

『DEATH NOTE』が面白い!

DEATH NOTE (1) Book DEATH NOTE (1)

著者:大場 つぐみ,小畑 健
販売元:集英社
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Death note』(集英社ジャンプコミックス 大場つぐみ小畑健)が面白い。

今週、映画が公開されるが、とにかく原作は面白いと思う。

小畑健の絵や独特の登場人物(?)も良いが、何より今まで見る事の無かった、設定を核としたストーリー展開が良い。

予告編で判断する限り、映画の方も、原作の雰囲気を崩す事無く、上質のものとなっているようである。

キャストも藤原竜也鹿賀丈史など、話題を呼びそうな布陣である。

個人的には、最近「仮面ライダー響」役を演じた細川茂樹にもう少し活躍して欲しかったと思う。

ともかくとして、これから多くの場所で話題になる作品であることは、間違いない。

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2006年5月17日 (水)

ハリーポッター最新刊「ハリーポッターと謎のプリンス」発売!

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6) Book ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

著者:J. K. ローリング,J. K. Rowling
販売元:静山社
発売日:2006/05/17
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 本日、ハリーポッターシリーズの最新刊である、第6作『ハリーポッターと謎のプリンス』(J. K. ローリング 静山社)が発売されたそうである。

読み終えた人の感想によると、ラストが今までの5作と大きく異なり、非常にショックな終わり方をしているそうである。

映画、ゲーム化など様々なメディアで展開されている人気シリーズだが、まだまだ6作めなので、昔からのファンの方だけでなく、今まで全く読んだ事のない方が今から読んでも充分間に合う、もお薦めのシリーズであると思う。

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2006年4月30日 (日)

さくらももこ・『もものかんづめ』

もものかんづめ Book もものかんづめ

著者:さくら ももこ
販売元:集英社
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 「さくらももこ」と言えば、フジテレビでアニメも放送されている、『ちびまる子ちゃん』の作者として有名だと思うが、彼女はエッセイもいくつか出版している。

そんな彼女の本の中から、今回僕が読んだのは『もものかんづめ』である。

この本の中では、水虫に悩んだ話や学生時代のアルバイトの話、亡くなった祖父の話、姉の話や果ては、妄想に近い恋愛感など、幅広い分野で彼女の生い立ちや思い出にまつわる様々なエピソードが語られているのだが、各々の話にキチンとオチが付いていて、これが結構面白い。

彼女のコミックや、TVアニメ『ちびまる子ちゃん』すら見たことが無い方にも、通常のエッセイ本として、是非お薦めしたい一冊である。

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2006年4月27日 (木)

スターウォーズより凄い!・『火星のプリンセス』

火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉 Book 火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉

著者:エドガー・ライス バローズ
販売元:東京創元社
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 現在、僕は『火星のプリンセス』(エドガー・ライス・バローズ 東京創元社 創元SF文庫)と言う、物凄いSF小説を読んでいる。

まず、値段が凄い。

文庫本なのに、1700円もする。

そして、次に厚さがまた凄い。

3センチくらいの厚さがある。

帯で高橋源一郎が熱狂的な推薦文を書いているが、どうやらこの本は、一時期かなり騒がれたSF小説らしい。

また、カバーの裏にも、野田昌宏が「デジャー・ソリスわがマリアさま」と信仰に近い解説を書いている。

そして最後に内容が掛け値無しに面白いのだ。

主人公アメリカの南北戦争時代に活躍した軍人、ジョン・カーター大尉。

ある時彼は、アリゾナの山中で瀕死の重傷を負い、そのまま引き寄せられるように火星まで飛び立ってしまう。

その時火星は、まさに戦国時代。

6本の手足を持つ4メートル以上の巨大戦士や、その戦士達が跨る8本足の巨大な馬、また500キロも射程がある超高性能ライフルや、大型宇宙船などの超兵器が登場し、ダイナミックな戦闘を繰り広げる大スペクタクル!

そんな中で彼は大活躍するのだ。

読み終わったら再び、感想を書きたいと思うが、「合本版・火星シリーズ 第一集」なので、まだまだ当分先は長い。

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2006年4月20日 (木)

浦沢直樹・隠れた名作『パイナップルARMY』

 浦沢直樹作品と言えば、先日ドラマ放映された『HAPPY!』、『YAWARA』などのスポーツものや、つい最近までアニメが放映されえていた『MONSTER』・『MASTER KEATON』、また現在連載中の『PLUTO』など数多くのヒット作を執筆している漫画家だが、その一方、世間ではそのタイトルをあまり耳にしない名作もある。

僕がお薦めしたい作品は、『パイナップルARMY』である。

旧西ドイツの対テロ特殊部隊GSG9が登場する「フリードリッヒの狼」(小学館文庫③収録)のようなテロリストとの攻防を描いた話から、定年をまじかに迎えたイギリスのスコットランド・ヤードの老警官が街を守る為に奮闘する「キング・オブ・ザ・ロード」(小学館文庫⑤収録)のようなヒューマンドラマまで、幅広いジャンルの中で一読に値する数多くの話が登場する。

まさに、浦沢直樹作品の原型の一つといっても過言ではない。

ゆっくりと過ごせる連休中にでも、是非その世界に浸って頂きたい。

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2006年3月31日 (金)

村上春樹・日本でもブームとなるか?!

 BIGLOBEのニューストピックで「村上春樹作品、海外で大人気の理由は」と言う記事を読んだ。

今、海外の各国の様々な国では、村上春樹の作品が流行となっているそうだ。

村上春樹と言えば、初期の作品の『ノルウェイの森』位しか僕は読んだことがないのだが、記事によると、韓国や台湾などアジアの国の他、遥かポーランドやハンガリーの国々でも広く読まれているとの事。

その理由は、作品内に登場する様々なものが都会生活を営む読者の共感を呼び、広く受け入れられているそうである。

TV朝日の番組でも、「ノーベル賞に近い?」として紹介されていた。

今後こうした背景を受けて、日本でもその原作がドラマ化されたり、メディアでも取り上げられりして、注目されることになるのだろうか。

その他、現在のベストセラーは、こちら

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2006年3月19日 (日)

今野 敏・吉川英治新人文学賞受賞

隠蔽捜査 Book 隠蔽捜査

著者:今野 敏
販売元:新潮社
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 第27回吉川英治新人文学賞に、今野 敏の『隠蔽捜査』(新潮社)が決まった、と言うニュースを先ほど、新聞のコラムで読んだ。

今野 敏と言えば、ハードボイルドから、サスペンス、SFまで、多彩なジャンルの作品を執筆している作家だが、僕にとっては、『慎治』(双葉社)が、最も思い出深い作品である。

その物語は、学校や家で行き場を失くした少年が、ふとした事で風変わりな教師と出会い、自分を強く変えてゆく-と言う、云わば良くある少年の成長記なのだが、その設定が、かなり変わっている。

何せ、彼に影響を与える教師が、ガンダムマニアで、物語の始めから歴代ガンダムアニメの話の内容説明が約1ページに渡って延々と続いたり、ガンプラの話が出たり、武術の話になったり、エアガンの話が出てきたり、そしてついには、物語のクライマックスで、トラブルの後始末をサバイバル・ゲームの決着によって決めたりする話なのだから、もの凄い。

また、主人公の少年の名前である「慎治」も、『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公である「シンジ」という少年の名前から由来するのかも知れない。

読んだ当時は、かなりの衝撃を受けた事を憶えている。

おそらく、一般的な少年の成長記では、少年の転機を与える機会が、野球やサッカー、または、ラグビーなどのスポーツであり、もし何かトラブルがあったとしても、相手との話し合いで解決したり、中には試合で決めたりする事があるかも知れない。

それが、たまたま『慎治』では、ガンダムであったり、サバイバル・ゲームであったりするのだろう。

そんなオリジナリティ溢れる設定が、僕の中で、異色の光を放ち続けるのだ。

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2006年3月18日 (土)

ライ麦畑でつかまえて

ライ麦畑でつかまえて Book ライ麦畑でつかまえて

著者:J.D.サリンジャー,野崎 孝
販売元:白水社
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 今更ながら、『ライ麦畑でつかまえて』(J.D.サリンジャー)を読んでみた。

何でも、かつて一時期、アメリカでベストセラーになり、自らを小説の主人公と思い込んだ若者もいたりして、かなり話題となったそうである。

そんな作品背景や、僕の周りでも、しばしばこの作品を推薦する知り合いがいた事から読んでみる気になったのである。

翻訳書がいくつか出ているようだが、僕は野島 孝の本が、気に入った。

村上 春樹が翻訳した本も読んでみたが、その文体が、いささか綺麗過ぎる気がした。

あくまでも個人的なイメージなのだが、野島 孝の文体の方が、埃っぽく、汚く、メインストリートから1本路地へ入ると、ネオンなどもまばらで薄暗くて危険な-ロクな事を言わず、誠に申し訳ないが-ニューヨークの夜のイメージに、とてもピッタリだと感じたのだ。

面白い、作品だと思う。

ひと言で済ませるなら、大人と子供とのはざ間にいる少年の瞳から見た、都会の様相が描かれている、と言った所だろうか。

おそらくそれは、過去から現代、そして未来へと続く普遍的なテーマである。

16歳の少年、ホールデンのユーモア溢れる独特の視点が良い。

周囲の全てに対して、皮肉たっぷりで鋭く的を射た辛らつな言葉を吐きながら、しかし、その眼差しは、決して冷ややかなものではなく、愛情に満ち暖かい。

また、その内容も、ケンカをして殴られたのに、そんなことを忘れてその友人に電話を掛けそうになったエピソードなどのコミカルな話や、彼の家族との思い出のエピソードをしっとりと語った、胸が熱くなるような話まで、多種多彩である。

現代まで飽きられる事無なく、読み続けられた、その所以が少し納得出来た。

これからも、きっと長く読まれる作品だと思う。

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